隣のマネージャーさん。


「もうすぐ夏だなー。」

叶多が床に寝転びながら言った。

「もっと暑くなるぞ、ソーダ!!」
「そうだな。颯汰、はりきりすぎて熱中症とかで倒れるなよ?」
「大丈夫だって!!」

颯汰と叶多がそんな会話をしている。

「うーん…なぁ、結愛。」
「……うーん?」
「お前、体調悪いだろ。」
「え…いや、そんなこと…」
「ある。俺の体がダルいのがその証拠‼︎また無理して…」
「う…ちょっとダルいだけだよ。ちょっと休めば平気だよ。」

悠が結愛にそう言うと、結愛の額に手をあてたり、顔色を見たりしていた。

「…双子ってやっぱりすげぇな。」
「「そう?」」
「……あぁ。まぁ、無理はするなよ。これからもっと暑くなるわけだし。」
「はーい。ありがとうね。」

結愛はにこっと笑った。



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