隣のマネージャーさん。
ガラッ!!
「はぁ、はぁ…」
「あれ〜、結愛ちゃんそんなに急いでどうしたの〜?」
「これ、早くみんなに見せたくて‼︎」
あたしは体育館についてすぐ、ヤス先輩に予選について書かれた紙を見せた。
「これって…」
「あの…予選についての紙、もらってきました!!」
あたしは大きな声で体育館にいる全員に呼びかけた。
「うおー!!待ってましたー!!」
「マジ!?俺等何ブロック!?対戦相手どこ!?」
「ダイ先輩も颯汰も、ちょっと黙りましょうか?」
テンションの高いダイ先輩と颯汰くん。
それを落ち着かせようとしている叶多くん。
3年の先輩達は落ち着いた様子で近づいてきた。
「今年はAブロックか。」
「あ、桜花学園はCブロックなんだ。栄徳も違うブロックだし。」
「……勝ち進まないと、桜花とも栄徳ともあたらないな。」
「桜花も栄徳も強豪校だもんね。」
先輩達は対戦表を見ながら冷静に、だけど真剣に話し合っていた。