隣のマネージャーさん。


「レジくんはさ〜、結愛ちゃんと仲良しだよね〜。」
「あぁ、そうですね。クラス同じだし、やっぱり悠と同じで何か楽なんで…」
「へぇ〜、それだけ?」
「はい?」

何だか、さっきよりもしつこく質問をしてくる。

「ん〜?さっき結愛ちゃんのおでこ触った時に不機嫌そうな顔して、僕の後におでこ触ってたからさ?ちょっと気になっただけだよ〜。」

ニッと笑って、先輩はボールを弾ませた。

「……先輩は、ミズキ先輩によく絡みますよね。」
「うん。絡むっていうより、スキンシップのつもりなんだけどね〜。」
「ヤスー、レジに絡まずに真面目に練習する!!」
「は〜い。……また怒られちゃったよ…」

ヤス先輩は苦笑しながらミズキ先輩を見て、肩をすくめた。

でも、ヤス先輩はミズキ先輩のことを優しい目で見ていた。


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