隣のマネージャーさん。
選抜メンバー発表の日
数日経ったある日の朝練終わりに、監督がマネージャーを含む全員を集めて言った。
『今日の部活で、予選に出る選抜メンバーを発表する。一応、心の準備しとけよ。』
それから時間は経って、今は昼なわけで……
「なぁなぁ、誰が選抜メンバーになると思う!?」
「3年は全員入るんじゃねぇ?」
「俺もそう思うよ。あの3人はバスケ上手いからな。」
「まぁ、なるようになるだろ……」
バスケ部1年の男子だけで、学食で昼飯を食べる。
結愛はいつも、同じクラスの『冬木[フユキ]さん』と一緒だから、飯だけは別だった。
「でも、何か緊張するなー。選抜メンバー発表って!!」
「お前が緊張してどうするんだよ、颯汰。」
叶多がいつもみたいに笑いながら颯汰に突っ込みをいれた。