隣のマネージャーさん。
「はじめまして、相田です。冬木さん、メガネにゴミついてるけど…」
「あ、本当だ…ありがとうございます。」
メガネについたゴミを取りながら、また冬木さんはぺこっとお辞儀をした。
「おいおい、香澄ちゃんに紳士っぷりをアピールするなよ叶多〜‼︎」
「そうだぞ、ソーダ!!」
「は!?いやいや、そんなつもりないんだけど‼︎なぁ、レジ!?」
「……悪いね、騒がしくて。」
「あ、いえ。仲がいいんですね。」
俺のことは無視!?とか騒いでる叶多達を横目に、一応結愛と冬木さんに軽く謝る。
でも、結愛も冬木さんも笑っていた。
「じゃあ、香澄ちゃんそろそろ戻ろっか。」
「うん。お邪魔しました。」
「あ、またねー‼︎香澄ちゃん!!」
手を振る悠に、2人はニコニコと手を振り返して学食から出て行った。
「あー!!結愛に今日の選抜メンバー発表について聞くの忘れてたー!!!!」
思い出したように勢いよく立ち上がりながら、颯汰がまたデカイ声で叫んだ。