隣のマネージャーさん。
「あれ?何か2人とも顔赤くね?」
颯汰が頭に?マークを浮かべて俺と結愛を交互に見た。
「そ、そんなことないよ?」
「……気のせいだろ。それより、早く着替えてこいよ。」
颯汰をうまくかわして、俺は悠と叶多にも軽く挨拶をしながら体育館に向かう。
「あ、あたしも先に体育館に行ってるね‼︎」
結愛の声を背中に聞きながら、俺は少し足早に体育館に向かっていた。
……まだ、顔が熱い。
「あー…あっちぃ…」
小さな足音が近づいてくる。
そんな足音にさえ、ドキドキしてる俺がいる。
その気持ちが何なのか、思い当たることはあるけど…まさか、なんて考える。
あー、もう…何かモヤモヤする。