隣のマネージャーさん。
「じゃあね〜、次は颯汰くん‼︎」
「俺か‼︎よし、じゃあいきます!!」
「ソウちゃん、いけぇ!!」
爽ちゃんも颯汰みたいに勢いよく言うと、颯汰はニカッと笑った。
「俺はベンチのメンバーだけど、このデカイ声が枯れるくらい応援します!!まだまだ先輩のプレー見たいんで、頑張っていきましょう!!」
「いきましょう!!」
爽ちゃんもそう言って、颯汰と2人して手を円の中心に向けて伸ばした。
「じゃあ、次はミーコ先輩で!!」
「ここで私か…じゃあ、いくわよ?」
楽しそうに笑って、ミーコ先輩はぐるっと円になっている全員の顔を見た。
「あんた達、今すごくいい顔してるわよ!!全試合、気を抜かずに最高のプレーをすること。後悔するようなプレーしたら、許さないわよ?以上!!」
スッとミーコ先輩は手を円の中心に向けて伸ばすと、また笑った。