隣のマネージャーさん。
「ちょっと、休憩中にイチャイチャしないでよ。」
「あれ〜、美姫ちゃんもしかしてヤキモチ〜?」
「違うわい!!ほらっ、タオル!!」
「ん〜、ありがと〜。よしよし。」
「撫でるな!!」
「なでなで〜。」
「あんたもさりげなく頭撫でるんじゃないわよぉ!!」
まだ試合は終わっていないのに、どこか楽しそうに騒いでいる2年の先輩達。
「あんた達…ほんっっとうにこの試合勝つ気あんの?」
「「「あります!!」」」
勢いよく言った3人を見て、ミーコ先輩は満面の笑みで、
「ふざけたらただじゃおかないからね♪」
と、一瞬にして全員が青ざめる一言を放った。
「さすが都子。」
いやいや、そこ笑うとこじゃないです、部長。
「ふざけてないし、ふざけないっすよ!!」
「あんた等のせいで私まで同じ扱いされたじゃない!!もういいから、早く行って勝ってきて!!」
ドンッ 、とヤス先輩とダイ先輩の背中を押したミズキ先輩の横顔は、優しく笑っていた。