隣のマネージャーさん。


「あー、左に寄ってるな。」
「でしょ?でも、前に比べたら全然良くなってるからその調子だね。」
「さすが、俺の自慢の妹!!いい子いい子。」

ニコニコしながら結愛の頭を撫でる悠。
はにかみながら笑う結愛。

……って、絶対結愛もバスケ上手いだろ。


「なぁなぁ、結愛‼︎俺の動きも一回見たら弱点とか見つけられるか!?」
「え、うん。一度見れば大体は……」

颯汰は目をキラキラさせて結愛を見た。

「はい、自分の改善点を知りたい気持ちはわかるけど、これから部活でしていくうえでのアップとかマネージャーの仕事内容とか分かれて説明しながらやるから、それはまた後で結愛に見てもらおう。」

部長がそう言うと、先輩達全員がさっきまでとは違った顔つきになった。


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