隣のマネージャーさん。
「おい……お前等、どいつもこいつもやる気あんのか?あぁ!?」
和気藹々としたやり取りをする俺等を見た監督が、キレる寸前の声で言った。
「テメェ等もきゃーきゃーうるせぇ!!練習の邪魔だ、騒ぐだけなら外で騒げ!!」
監督は騒いでいる女子達に睨みをきかせながら怒鳴ると、女子達は黙って何歩か後退った。
「……ったく…練習始めるぞ、気ぃ引き締めろ!!決勝戦は明日しかないぞ!!」
「「はい!!」」
すごい迫力の監督の言葉に、ピリッとした緊張感が戻ってくる。
さすが監督、と思いつつ、もしかして元ヤンキーか?なんて疑問を抱きつつハードな練習を開始した。