隣のマネージャーさん。


「いくぞー。」
「「えっ……」」
「抹茶…武政ー。」

そう言いながらカズ先輩目掛けてアイスが投げられる。

「っわ‼︎」

壁にもたれ掛かっていたカズ先輩が珍しく焦って投げられたアイスを受け取った。

「チョコ、穂波ー。」
「あ、はい…危ねっ‼︎」
「オレンジ、菊池ー。イチゴ、悠ー。」

めんどくさくなったのか、2つ同時にポイッと投げる監督。

さすが監督なだけあって、見事指名した2人のところにアイスは飛んでいく。

「イチゴミルク、結愛ー、レモン、桐谷ー。」
「ありがとうございます…きゃっ‼︎」
「あっぶね…どうもです。」
「ソーダ、相田ー。ミックス、水原ー。次は…バニラ、安田ー。ぶどうが笠井に、コーラ、部長!!」

パパッと素早くアイスを配り終わると、監督は自分の分のアイスを手にとった。



< 249 / 371 >

この作品をシェア

pagetop