隣のマネージャーさん。


「うん、とりあえず今日はこんな感じだな。監督は今日は来ないらしいから、珍しく早めに部活を終わりにするぞー。」
「よっしゃ!!久々に早く帰れる!!」
「……喜びすぎだ、拓真。」
「ただし明日、1年は1人ずつちょっとした体力測定するから。今年は当たり年だからな、2年も3年も気を抜くと危ないぞ?」

にっこり笑いながら勇大先輩が言った。

「うわっ、勇大くんプレッシャーかけないでよー。」
「そうっすよ、その笑顔が怖いっす…」
「はいはい。まぁ、また明日からよろしくな。1年は明日に備えてしっかりと休めよ。」
「「はい!」」
「よし、今日は終わり!!」

部長の声に全員が挨拶をした。

「あの、蓮次くん。」

俺より低い位置から声がした。


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