隣のマネージャーさん。
「ありがとう!!」
「な、ゆ…結愛……」
悠くんみたいに感謝の気持ちを込めて蓮次くんに抱きつくと、蓮次くんは顔を真っ赤にした。
そ、そんなに暑かったのかな!?
「あ、ごめんね、暑かった?っていうか、顔真っ赤だけど大丈夫?」
慌てて蓮次くんの顔を覗こうとすると、顔を背けられた。
「だ、大丈夫だから!!」
「え、でも耳まで赤いよ?」
「っ…平気だから!!」
そう言って蓮次くんはあたしに背を向けた。
「……あたし、何か変な事しちゃったかな?」
「いーや、結愛は悪いことなんかしてない!!まぁ……レジの気持ちもわかるけど。」
「まぁまぁ、気にしなくて大丈夫だって。」
「あはは‼︎あの結愛の不意打ちは効くわねぇ。もう…そんな結愛が可愛い!!」
口々に言って、あたしの頭を撫でたりする先輩達。
え、え…な、何?
やっぱり、あたし何か変な事しちゃった?
抱きついたの、駄目だったかな……