隣のマネージャーさん。

「…あ、ゆ…あ…ゆーあー!!」
「へぁ、わっ!?は、はい!!」
「……何ボーッとしてんの？」

ずっと先輩達に言われたことを考えてたら、誰かに名前を呼ばれて我に返った。

「あ…悠くん。」
「あっちぃー…結愛ー、タオル。」
「はい。」
「サンキュー。…で、何考えてたの？」
「え…っと、んーと…」

何て言ったらいいのかわからないから、とりあえず蓮次くんをちらっと見てみた。

「あー、レジのこと？」
「…さすが、悠くん。」
「双子ですからねー。で、何。レジがどうかしたわけ？」
「んー…あたしって、蓮次くんのこと好きなのかな？」
「いや、双子でもさすがにそこまではわからないよ？」
「だよね…んー。」
「んー…」

何かよくわからないけど、悠くんと2人して腕を組んで考え始めた。

まぁ…答えがすぐに出ないのはわかってるんだけど。