隣のマネージャーさん。
「本当……お前等はやる気があんのか。」
まるで緊張感がねぇ……
そう言う監督の横顔が恐いです、はい。
「やる気満々ですよ!!監督!!!!」
「……早く試合したくてウズウズしてるくらいだ。」
「まったく、お前等は……」
呆れながらも笑った監督がメンバー全員を見て言った。
「俺から言うことは特にないが、お前等の悔いが残らねえような試合をしてこい。負けてもいい、悔いだけは残してくるんじゃねえぞ‼︎コートの中でお前等の全部を出しきって戦ってこい!!!!」
「「はい!!!!」」
腕を組みながらいつものように言った監督だったけど、どこか楽しそうにも見えた。
「円陣組むぞ!!!!」
「やろうやろう!!!!」
「ほら、悠や都子達も入って!!全員で円陣組むよ。」
勇大先輩は手招きをして、ベンチメンバーを呼んだ。
全員が加わったのを確認すると、勇大先輩はニコッと笑って全員の顔を見渡した。