隣のマネージャーさん。
「入った……」
ボールがころころと床を転がる。
点数が入る音がする。
ワアアアア!!!!
「レジー!!よくやったぞー!!!!」
先輩達が俺の周りに集まる。
「さすがレジ!!」
「おいしいところ持っていきやがって~!!」
頭をくしゃくしゃ撫でられたり、肩に腕をまわされたり。
「ちょ、先輩!!」
「レジくんかっこいいー!!」
「悠までっ……まだ同点になっただけだろ!!」
「素直じゃないなぁ、もっと喜べって!!」
先輩達に絡まれながらムッとしてる俺だけど、内心すごく嬉しいのは事実で。
「ほら、結愛も喜んでるぞ?」
ぴょんぴょん跳ねながら喜ぶ結愛。
目が合うと手をぶんぶん振りながら笑かけてくれた。
「おい、顔がにやけてるぞ~?嬉しいか?」
「……別にっ」
「はは!!素直じゃないな。」
勇大先輩に頭をくしゃくしゃ撫でられた。