隣のマネージャーさん。
「ナイスカットー!!」
勇大先輩が相手からボールを奪うと、観客もベンチも大きな歓声をあげた。
やっぱり先輩はすごいなあ。
「レジー、走れ走れー!!!!」
「そのままゴールに突っ走れー!!!!」
颯汰くんや先輩達も声を張って応援している。
その応援に応えるように先輩達はゴールへ向かって勢いよく走る。
「すごい……全然バテてない。」
「そりゃそうよ。あんだけ厳しい練習3年も続けてるんだから!!」
驚いて呟くと、都子先輩は真っ直ぐと勇大先輩を見て言った。
「勇大ー!!そのままシュート決めろー!!!!」
そう叫ぶ都子先輩の横顔は、とても楽しそうだった。