隣のマネージャーさん。
「あと1分、粘ってやろうじゃねぇか!!!!」
勇大先輩は笑って言うと、凛とした顔つきになった。
「全力で点をとりに行くぞ!!!!」
「「おお!!!!」」
俺達からのボール。
先輩からのボールが俺に渡った。
「全員道をつくれ!!レジをゴールまで行かせるぞ!!!!」
また全員が俺のために道をつくってくれる。
「いけええー!!蓮次くーん!!!!」
結愛!!?
「いけー‼︎シュート決めろー!!!!蓮次くんなら、シュートきめれ…げほげほっ……き、きめれるよー!!!!」
「結愛……」
あんなに、咳込んでまで……
大声で、応援してくれてる。
「……きめる、結愛のためにも、俺達みんなのためにも……!!」
「残り30秒だよー!!みんな、がんばれー!!う、げほげほっ……」
咳込みながら言った結愛の言葉に、全員の顔つきが、気迫が変わった。