隣のマネージャーさん。
『え、何々?』
『あ、ち、ちゅうしてる!!?』
『えええ!!?し、しかも長い……』
『『…………』』
『こういう時は、ダイ先輩も颯汰も大人しくなるんだ……』
『え、嘘だろ!!?』
『……ま、まさか!!』
『レジが、あのレジが!!?』
『ゆ、結愛ちゃんのこと押し倒してる~!!?』
『あははは!!!!』
『悠、笑い事じゃないでしょ……て……』
「「わ、わあああ!!!!!!!!」」
ドサドサドサア!!!!
「あはは!!引っかかったあ!!!!」
「ったく……何全員で盗み聞きしてるんですか。」
「な、なな、何のこと!!?」
「はあ……俺達、キスしてないですよ?」
「ええ!!?う、嘘!!!!」
「やあっぱり!!この2人がいきなりそんな甘い雰囲気とかいいムードになるわけないじゃないですかあ。あははは!!」
悠くんだけはわかってたみたいで、隠れてた壁から崩れるように通路に倒れ込んだ先輩や叶多くん達を見てケラケラと笑っていた。
「だから、お邪魔虫は外で待ってようって言ったじゃないですか。」
「さすが、悠くん。」
「だな。」
満足そうに笑った蓮次くんに手を引かれて起き上がる。
みんなの罰が悪そうな顔に、あたしも満足した。