隣のマネージャーさん。
「あー、楽しかった!!」
「……いい気分転換になった。」
「みんないい動きできてるじゃない!!」
「やっぱりバスケは楽しいな。」
久しぶりに一緒にバスケをした先輩達はとても満足そうに笑ってた。
「顔がホクホクしてますよ、先輩。」
「そりゃ、満足したからな!!」
「ヤスも舐められてないみたいで、安心したよ。」
「あ、何ですかその言い方~。まるで僕が舐められると思ってたような言い方ですね~。」
「まあ、あながち間違ってないんじゃない。」
「美姫ちゃんまで酷いよ~!!」
いつもと同じやり取りが繰り広げられる。
そのやり取りさえも懐かしそうに、先輩達は目を細めて柔らかく笑った。
「まあ、これからは多分もう全員揃っては部活に来れないと思うからな。」
「……これが、最後だな。」
「あとは三送会かー。」
「受験勉強しなきゃだからね。」
「そっか~残念ですね……でも、また気分転換に来てくださいね~。いつでも待ってますから~!!」
ヤス先輩の言葉に、先輩達はまた笑った。