隣のマネージャーさん。
「1on1やろうよ。」
小さい子みたいに目をキラキラ輝かせて、でもいたずらっ子のように笑って。
そして、今まで見たことのない、凛とした顔で結愛が言った。
「……それ、本気?」
「うん‼︎蓮次くんとバスケをしてみたい…」
結愛はまた楽しそうに笑ったけど、どこか真剣で切なそうだった。
その表情が引っかかったけど……
「よし、やるか。」
俺もバスケやりたくてウズウズしてたし、昨日の結愛を見て少し1on1をやってみたかった。
「やった。」
本当に嬉しそうに結愛は笑うと、ドリブルしながらコートに立った。