隣のマネージャーさん。
「結愛は可愛い妹で、俺の誇りなんだ。」
「……そっか…」
見ててわかる。
どれだけ悠が結愛を見てるか、想ってるか。
双子とは不思議だ、と思った。
「だから、もっともっとバスケ上手くなってさ‼︎結愛をインハイに連れていってやりたい。たまには、泣かせたいしな。」
ニッと笑うと、悠はそう言った。
泣かせたいって…どんだけ結愛は泣かないんだよ。
その後、悠は気になる一言を口にした。
「結愛が泣いたのは、父さんと母さんが死んだ時だけだからな……。」
悠はそれ以上何も言わずに、ただ楽しそうにバスケをしていた。