隣のマネージャーさん。
家からだいぶ歩いたけど、悠くんはまだ追いつかない。
「大丈夫かな…」
遅刻しないか心配していると、
「結愛ー!!」
「あ、ダイ先輩とヤス先輩。おはようございます。」
「おはよう、結愛ちゃん〜。」
ダイ先輩とヤス先輩に声をかけられて挨拶をした。
ダイ先輩は颯汰くんみたいにニカッと笑ってて、ヤス先輩は相変わらずニコニコと笑っていた。
「先輩達は朝も一緒に学校に行くんですね。」
「あぁ、何て言ったって俺とヤスは親友だもんな!!」
「うん、僕等は中学から一緒だしね〜。結愛ちゃんは悠くんと一緒に学校に行かないの〜?」
ヤス先輩は首を傾げながらあたしに言った。
「あたしは大丈夫なんですけど、悠くん早起きが苦手なんです。」
「つまり…寝坊ってことか‼︎」
「そうですね。」
「へぇ〜、双子なのにそこは違うんだね〜。」
「はい。そろそろ追いつくと思うんですけど……」