隣のマネージャーさん。
「え…大丈夫だよ‼︎」
「大丈夫じゃないから。ヨタヨタしてただろ?」
「で、でも悪いし…あ、あたしのお仕事なんで‼︎」
そう言ってカゴを蓮次くんからとろうとしたけど、ひょいっとかわされた。
「素直に甘えとけ。」
「きゃー、レジくん男前ー。」
「……先輩、棒読みですけど…」
「ミーコ先輩、レジが私達のドリンクも持ってくれるらしいですよ‼︎」
「……まぁ、いいですけど…」
「あら、優しい。」
そう言って蓮次くんはひょいひょいと軽く先輩達の持っているドリンクも持った。
「とにかく、早く集合してください。」
「おー、男前だねえ‼︎」
蓮次くんは顔色一つ変えずに体育館の中に入っていく。
でも、やっぱり申し訳ない気がする……
やっぱり重たいし、あんなに持ってるし…
「蓮次くん、やっぱり持つよ。」
「いや、いいって…」