逢いたい理由
嫉妬
-唯ver-
戸惑っていると
由杜が急に腕を掴み
歩き始めた。
ドアを開けると
壁に押しつけられる。
由杜の顔を見れば
怒った顔をしている。
「誰?」
「へっ?」
“さっきの男。”と付け足し
不機嫌な顔で言う由杜。
洋平のことだろうか?
“洋平のこと?”って言うと
顔を歪ませた由杜。
「お前は俺と別れてぇーのかよ」
ぇ………?。
「男となんでいんだよ。」
なんでそんな事
言うの?
洋平に励まされたのに。
ちゃんと話し合って向き合うって
決めたのに。
こんな風になりたくなかったのに。
「別れよっか」
なんでこうなるの?