逢いたい理由









あれからどうやって

帰ったのかもわからない。



ずっと頭にあるのは


楽しそうに会話をしながら



何処かに行ってしまった二人のこと。




あの時笑っていた由杜に


胸がぎゅっと締め付けられる。
















ピロピロリーン~♪





携帯がなる。





誰かと思えば"由杜"。





“今日はホントにごめんな”





そんな事思っていないくせに。





“今日は本当に仕事?”




最後の賭けだ。



お願いだからあの人は誰?












“今日はずっと仕事してたよ”









あぁ。



頭を何かで打たれたみたいだ。







仕事だと言ってた日は



あの人とずっと過ごしてたの?
















ダメだ。




マイナスなことしか思い付かない。





“そっか”





っと送って眠りについた。




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