Milky way
「次の提案!もう一度今のラップ越しキスで!!」

そう言ってくれたのはシロだった。シロはこの時にはすでにオレのトモミへの気持ちに気付いていた。

…ありがとう!シロ…

オレは心の中でめちゃめちゃシロに感謝した。

「しょうがないなぁ〜。まぁ,いいか!どうせ負けないし!」

トモミはなんだか絶対的な自信を持っているようだった。


「勝負!!!」


運命の第2戦が始まった。



「よし!!1番!」


再びオレはトップで抜けることが出来た。



… あぁ〜仏様ぁぁ!どぅか,トモミとキスさせてくださいぃ〜 …

もはやオレの願いは下心丸出しになっていた。



そして…




「イヤァァ!負けちゃったぁぁ〜。」




その声の主は…







トモミだった!!!



…やったぁぁぁぁ!!!!…

オレは叫びたいくらいの衝動を押し殺して,クールに

「オレとトモミちゃんがキスかぁ〜。」

外面は冷静を装ったが,内面は「デヘヘッ」とニヤついていた。


「はぁい,ではお二人さん,お願いします!」

シロは急かすように言った。

「もぅぅ…しょうがないなぁ…。」


そして,待ちに待った瞬間がやってきた。

「ハイ,チィ〜ズ。」


ミホの掛け声とともに…




オレはトモミとキスをした…。(ラップ越しに…)
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