はじめてを、おしえて。
『つきあってくれ』なんて言われたら、どうしよう!
ああ、良いのです、かまわなくってよ。
ボクのことを現時点で好きになっている方がおかしいのです。
それでも良いです。
キミが望むのなら……
いきなしでも、キスまではオッケーです!!
しかしそんな覚悟は、全く無用の長物でした。
藤原君ははっきりと、こう言いました。
「友達から、よろしく頼む。」
「…………へ?」
友達から。
友達から。
あ、あーあーそうですよねっ!!
勘違いしてしまった自分が恥ずかしい……。