はじめてを、おしえて。
男子にも、女子にも、分け隔てなく接する事のできるキミ。
キミは、誰からも好かれる存在。
ボクは……。
席につくなり、机につっぷし、寝ているふりで、自らの存在を消す、オタク。
決して、キミと運命が交わることのない存在。
ボクは、この時初めて。
オタクである事を、後悔しました。
幼少時代から常に、
『もっと積極的に、周りに溶け込みなさい』
言われ続けた言葉を思い出します。
あぁ、他人の言う事も、少しは聞くものだな。
ボクはそう思いました。