はじめてを、おしえて。


「今のところ、斉藤、じゃなかった、みちるはどこまでオッケー?」


「はいっ!?」


「あ、恥ずかしいか。ごめん。

でも重要だから、うーん、3択にする。

①キスまで

②ちょっと触る

③最後まで」



まままま、待ってーーーー!!


あのときのエロ藤原が現れた!!


頭の中では、RPGゲームで敵に遭遇した時の音楽が流れます。


①と③はわかるが②がわからん。どこまでされるのだ。想像がつかない。



「い、①、です!!ごめんなさい!!」



完全にビビってしまったボクは、藤原くんから3メートル離れて、夏の灼熱の地面の上で土下座しました。



「ばか、いいって。とにかく立て」



藤原くんはボクを優しく立ち上がらせてくれました。


< 201 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop