はじめてを、おしえて。
「今のところ、斉藤、じゃなかった、みちるはどこまでオッケー?」
「はいっ!?」
「あ、恥ずかしいか。ごめん。
でも重要だから、うーん、3択にする。
①キスまで
②ちょっと触る
③最後まで」
まままま、待ってーーーー!!
あのときのエロ藤原が現れた!!
頭の中では、RPGゲームで敵に遭遇した時の音楽が流れます。
①と③はわかるが②がわからん。どこまでされるのだ。想像がつかない。
「い、①、です!!ごめんなさい!!」
完全にビビってしまったボクは、藤原くんから3メートル離れて、夏の灼熱の地面の上で土下座しました。
「ばか、いいって。とにかく立て」
藤原くんはボクを優しく立ち上がらせてくれました。