はじめてを、おしえて。
「ビビらせてごめんな。
でも俺も神じゃなくて普通で健康な人間だから、好きな人とはそういうこと、してーんだわ。
でも、絶対無理矢理は嫌だから。
ちゃんと意思は確認しておこうと思って」
マジメすぎるわー!!
聞いてるこちらは血液沸騰、脳みそバーンな状態です。
「ゆっくり頑張ろうな。
できるだけ優しくするから。
あ、エロいことじゃなくて、生活全般な」
わざわざ言わなくていいですってば!!
想像しちゃうじゃないですか!!
本音を言えば、それはまだボクには早い。
期待より恐怖が胸を支配します。
藤原くんは優しくて、
こんなボクを好きだと言ってくれて、
信用できる人で、
なのに、本当に、本当に申し訳ないのですけれど。