はじめてを、おしえて。



わかっています。



妄想を押し付けているボクが、自分勝手だという事は。



でも、藤原君には。



決して、出来心で女子の胸を触ったりしてほしくなかった。



汚い欲望など、ないと信じていたかった。



綺麗でいてほしかった。



ボクが憧れる、ただひとつの……。



強くて、綺麗な、至高の存在でいてほしかった。




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