俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋
★
ピピピピピピピ
部屋中に響く電子音に急かされ、私は飛び起きた。
「夢っ!?」
大声で叫びながら。
暫くベッドに座っていると、昨日の出来事が思い出されていった。
マッキーに告白されたこと
マッキーと付き合い始めたこと
だけど、どうやって戻ってきたのかという点がわからない。
私、いつの間に帰ってきたんだろう?というか、本当にアレは現実だったの?
夢だったんじゃないかって思いながら私はベッドを出て、服を脱いだ。
鏡の中の私の首筋には、赤い点がくっきりとついている。この点が、昨日のことが夢じゃないと私に教えてくれる。
…どうしよ…。これ、どうやったら隠せるかなぁ?
なんて考えてから、今日は土曜日だったことを思い出した。