俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋
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三十分くらいして、肩で息をしながら琴美が現れた。
「美紀、どゆこと?説明、して」
私は頷いて、昨日のことを全て話した。
長い話をし終えた後、私は疲れてため息が出た。
聞き終えた琴美はというと、遠い目をしながら、
「とうとう真木先輩も告白しちゃったんだねぇ」
そう呟いた。
「へ?」
琴美の言い方が不思議で、聞き返す。
「琴美、それどういうこと?」
「ん?真木先輩って容姿端整で告白される回数は数えきれないくらいなんだけど、絶対に自分からは告白しないんだって」
そうなんだ…。
そう思ってから気付く。