俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



 目が合った瞬間、マッキーの腕が後頭部に回されて、引き寄せられた。

 重なったマッキーの唇がいつもより熱い。

「やだぁ!」

 私はマッキーから離れようとしたけど、必死の抵抗も空しく。

 口内にマッキーの舌が入ってきた。グッチャグチャにかき回される。

 いつもの優しいキスと違って、マッキーが「男」なんだって実感させられた。

 いつになっても離れない唇に、息苦しさを感じる。

 ち、窒息死するぅ~~!

「も……無理」

 息ができない~~!

 本気で苦しいと思った瞬間、マッキーがキスをやめた。

 唇が離れた途端、さっきまで感じていた温もりを失って一瞬戸惑った。

「ほかには?」

 マッキーが聞いてくる。

「ほかには何された?」

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