俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋
3.予想外の事実
翌日、私は超ご機嫌で教室にはいった。
昨日の余韻に浸りながら「おっはよー♫」なんて言って、それからハッとした。
マッキーといろいろあったから、すっかり忘れてた。
…――龍二。
龍二は席に座って下を向いている。
「あ、美紀。ちょっと来て」
琴美に呼ばれて私は鞄を机の横に置いて琴美の後に続いた。
琴美に連れられて向かった先は屋上だった。
「美紀、ホントにごめんね!」
琴美がアスファルトに額を押し付けて私に謝る。
「全然大丈夫だよ!むしろ、感謝してる!」
もしも琴美がいなかったら私は、今もきっと不安を抱えてた。マッキーの気持ちを知ろうなんて考えなかった。
だからね、謝られるどころか感謝してるんだ。
私は昨日の出来事を琴美に話した。