俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


           ☆

「マッキー、私…龍二ともう一度話してみようかなって思う」

 マッキーと手を繋いでの帰り道。

 校門前で待っててくれたマッキーと歩き出してから私は言った。

「は?」

 マッキーが素っ頓狂な声を上げた。

「いつまでも逃げてちゃダメだって思ったから。逃げずに話し合わなきゃって思ったの」

 私の言葉に、マッキーが渋い顔をする。

「オマエ、一人で平気かよ」

 マッキーが心配そうに聞いてきた。

「うん、平気平気」

 私の答えにマッキーは、繋いだ手に力を込めて一言。

「心配だ…」

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