俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


「へぇーえ?恥ずかしいんだ?」

 私は頷いた。

「まぁ、今は我慢してやるよ。今はな」

 今は、っていうのが気になったけど、すぐに忘れてしまった。

 だって、窓の外に綺麗な海が広がっていたから!

            ☆

 やってきました、沖縄!!

「メンソーーレッ!!」

 私は海岸で叫んだ。

 おでこに、ピンッ、とデコピンをされて私は「痛っ」と声を上げた。

「オマエはバカか!何がメンソーレ、だ!それ沖縄弁でいらっしゃい、って意味だぞ!」

 言いたかったんだから仕方ないじゃないよぉー。

 私が一人で脹れてると、

「荷物置きに行くぞ」

 マッキーがさらっと言った。

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