俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋
5.最悪な旅行
ホテルに戻った後、私たちはソファに座り込んだ。
「…疲れたぁー」
「……俺もー」
一休みしてから、ルームサービスで軽く夕食を済ませた。
「風呂。入ってくれば?」
「あひぃっ!?」
『風呂』という単語に、思わず反応してしまった。
マッキーがクスッと笑った。
「…今、エロいこと想像しただろ」
「ぜ、全然!!」
私が手をばたつかせると、マッキーは「はいはい」とでも言いたげにまた笑った。
私の目が、泳いでるところは見逃してほしい…。
私はマッキーのにやけた視線から逃れたくて、さっさと風呂場に駆け込んだ。