俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋
第四章
1.決断
別れを決め込んでから、三日たった。
あの日から、一度もマッキーに会っていない。
マッキーは、まだ沖縄にいるのかな…?
花梨さんと、泊まったり…したのかな?
いくつもの疑問が浮かんでは頭の中を埋め尽くしていく。チャットルームのバルーンみたいに。
「そんなに気になるなら、電話すりゃいいじゃない」
琴美に言えばそう言われるんだろうな、なんて思いながら相談すると、予想通りの言葉が返ってきて。
案外私と琴美って同じ思考回路なんだなぁなんて思ったりして。
私はぼんやーり曇ったままの生活していた。
この三日間、マッキーからの電話は全て無視していた。電話に出て、マッキーの声を聞いて別れたくないって心変わりしてしまうのが怖かったし。
それに、マッキーも校門前で私を待っていないのを見ると、本気で私に会いたいとおもってるわけでもないような気がした。