俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



「うん?」

 黒髪のマッキーは、なかなか色っぽくて、かっこいい。

「…あ、あの、長い付き合いって?」

 私が聞くと、マッキーは小さく舌打ちした。

「結婚するってこと!そのためには、親御さんに気に入られなくちゃいけない、だから俺は髪を染めたんだ!」

 物わかりの悪い私が質問する間を与えずに、一息にまくし立て、マッキーはため息をついた。

「オマエの考える未来に、必ず俺はいるから」

 その言葉に、ドキッとする。

「…今は、こんなものしかあげれないけど、いつかは指輪を、お前の左手にはめてやるからな…」

 そう言って、マッキーはポケットから金色の物を出した。

 それは、第二ボタン。

「マッキー…」

「あん?」

「ありがと」

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