俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



「友達なのに、一緒に遊んだこともないし、そういえば連絡先も交換してないや」

 一体純也は、何が言いたいんだろう?

 私は不思議に思って純也を見た。

「…ねぇ、大学の後って琴美、暇?」

 聞かれて私は無言で頷いた。

「よかった!携帯買いにいきたいんだけど、機種選ぶの付き合って?」

 私は即頷いた。

「もちろんだよ!」

「買ったらさ、連絡先交換しよう?琴美が俺の、最初の交換相手だよ」

 その言葉が嬉しくて、私は踊り出したい気分だった。もちろん、踊らないけどね?

       ☆

 放課後、一緒に携帯を買った後、私と純也はファミレスに入った。

「携帯って便利だなぁ」

 純也が選んだ機種は私のと色違い。

 私が付き合った意味はなくて、純也が即行で決めたんだ。

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