俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



 私はマッキーを見た。

 マッキーが前を向いたせいで、マッキーの頭で隠れていた太陽の光が目に飛び込んできた。

 私は目を細める。

「ん?何目ェ細めてんだよ?さては、俺が眩しすぎたか?」

 マッキーが嬉しそうに。

「ンなんじゃないわよ!夕日が眩しかったのよ!」

「へぇーえ?」

 マッキーは意地悪ーな微笑みを浮かべた。

「何よ?」

「いや、ミッキーは素直じゃないなーって、思ってさ」

「マッキーこそ!何変なこと考えてんのよ!」

「考えてねェし」

            ☆

 家に着いたとき、マッキーは悪戯っぽく笑って、

「じゃあな。…まぁ、また会うことになるだろうけど?」

 そう言った。

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