俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


            ★

 一限目が始まった。

 一限目は最悪…。私が大っ嫌いな数学の授業。

 抗い難き睡魔と闘っていると、携帯が鳴った。

 着メロは、例の『ラブストーリーは突然に』で、皆の注目が集まった。

 顔が熱くなる。

 私は電話に出た。

「もしもし?」

『あ、ミッキー?今日さぁ、屋上に来れるか?』

 電話の相手はマッキー。

 …着メロも変えなきゃね。でも、変更の仕方わかんないんだよねェ…。

「嫌だ。マッキーが来てよ!」

 思わず、大声を出しちゃった。


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