俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



 私を大声で怒ったことがそんなに恥ずかしかったかな?

 先生が顔を赤くした理由を考えている間に時間は過ぎて、一時間目が終わった。

「ねぇ、マッキーって誰なの?」

「誰って…マッキーはマッキーだよ?」

「私、マッキーって聞くとペンの名前しか思い浮かばないんだけど?」

 琴美があきれたように言った。

 そう言えば、そんな名前もあったなぁ…。

「マッキーっていうのはね…」

 そのとき、理科の先生が教室にはいってきた。

「時間割変更な!二限目は体育!今すぐ着替えなさい!」

 私たちは会話を中断して、体育着を取りに教室の後ろのロッカーに向かった。

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