俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋



 マッキーが黒い大型車の前で足を止めた。

「乗れよ」

 ドアを開けながら言われて、私は戸惑った。

「乗って…いいの?」

「いいんだよ!これ、俺んちの車だからな」

 私は車に上げかけた右足を下ろした。

「い、今…なんて?」

 恐る恐る聞くと。

「いいからとっとと乗りやがれ!」

 マッキーに背中を押された。

 私はシートの上に倒れこむ。

「…ミッキー?パンツ見えてるよ?」

 マッキーが遠慮がちに言った。

「みっ…見ちゃだめぇぇ!」

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