俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


 軽く唇を重ねる。

 ミッキーの制服のボタンに指をかけたところで、ミッキーが動いた。

「…おも…っ…」

 ヤバい。起こしちゃったか?

 俺はキスをやめて、ミッキーをみた。

 ミッキーは寝返りを打って、俺から離れていく。

 咄嗟にミッキーの腕を掴んだ。

 ゴン!

 ミッキーが強(シタタ)かに頭を窓にぶつける。

「あぎゃぁっ!」

 ミッキー、起床??

「いったぁぁい、マッキー、何すんの~?!」

 そのとき、フロントガラスに目的地が映った。


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