俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋
「花梨さんの言う通りだよ!マッキーだって、花梨さんのこと好きだったんでしょ!?」
私の言葉にマッキーが目を見開いた。
「オマエ、口出すなって言ったろ――「酷いじゃない!婚約の話、いいとこまで行ってたんでしょ!?なのに、今更破棄だなんておかしいよ!相手の気持ちにもなってみなさいよ!!」
「黙れ」
マッキーが言った。
「俺は、お前以外の女と一緒になる気なんかねぇ」
その言葉に、私は言葉に詰まった。
この言葉が嘘だってことはわかってる。
「今日はもう行くぞ」
マッキーはそう言って私の腕を掴んだ。