俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


 送ってもらった後、マッキーは意味ありげに微笑んで、

「じゃあな。…まぁまた会うことになるだろうけど?」

 そう言った。今までのパターン。

 今度は何をたくらんでるのかな?

 不思議に思いながら私は、家に入った。

           ☆

 翌朝、昇降口に足を踏み込んだ途端、琴美に捕まった。

「美紀~、昨日はどうだったのよ~?」

 琴美がニヤニヤしながら聞いてくる。

「なんもなかったよ」

「ホントにぃ?」

 琴美ってば、疑い深いんだから。

「イケないこと、してたりしないのぉ?」

「してないよっ!っていうか、イケないことってなんなの!?」

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