俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


『東城美紀さん、東城美紀さん。至急体育館に来てください。くりかえします…』

 誰か呼ばれてるなぁ…って、私じゃん!!

 なんで体育館なの!?

 私帰宅部だし、体育館に呼ばれる理由、思い浮かばないんだけど!

 なんて思いながら私は体育館へ急いだ。

 体育館の入口に行こうとした途端、舞台裏に通じるドアが開いた。

「美紀ちゃん、こっち」

 私を呼んだのは、琴美のお姉ちゃんの琴葉さん。

「へ?」

「急いで。皆待ってるから」

 私は何が何やらわからないまま、舞台に連行(⇐?)された。

 舞台に立った途端、知らない上級生の人がマイクを片手に私を出迎えた。

「はぁい、始まりました!レッツ告白ターイム!!」

 頭の中に疑問符が並ぶ。何、その告白タイムって。

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